Logplex
最終更新日 2023年04月21日(金)
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Heroku の Logplex ルーターは、Heroku プラットフォームのアプリおよびその他のコンポーネントによって生成されたログエントリの照合と配信の役目を担っています。これらのエントリは、Logplex API および Heroku コマンド行ツールを介して使用可能になります。
Heroku のような分散システムでは、多数の dyno にわたって拡がるログに手動でアクセスすると、アプリケーションのイベントストリームがばらばらに表示され、プラットフォームレベルの関連するイベントが漏れてしまいます。Logplex 機能はアクセス可能かつ拡張可能な方法で、これらの問題を解決します。
Private Space ロギングは Logplex を使用しません。
ソースおよびドレイン
Logplex はソースからドレインにメッセージを送ります。
ログソースは、アプリに関連するログエントリを送出させるすべてのプロセスです。一部の例として、
web
dyno、Heroku プラットフォーム、Heroku ルーティングスタック、多くのアドオンがあります。ログドレインは、自動処理、アーカイブ、またはユーザーによる消費のためにアプリのログを消費する必要があるすべてのネットワークサービスです。例としては、Heroku コマンド行ツールやいくつかのログ処理および管理アドオンなどがあります。
ベストエフォートでの配信
Logplex は高性能でリアルタイムなログ配信システムで、保管用ではありません。ログエントリ用のバッファは制限されています。
Logplex は外部のさまざまなツールおよびサービスと直接対話し、リアルタイム処理のための迅速なアクションを必要とします。これらのいずれかのサービスの持続性に問題が発生した場合、Logplex はしばらくの間、ログエントリを強制的に破棄することがあります。これが発生した場合、一部のエントリが欠落していることを示す警告エントリが挿入されます。
Logplex の所在
Common Runtime のログは、アプリが内部で実行中の同じリージョンにルーティングされます。たとえば、us
リージョン内のアプリのログは、us
インフラストラクチャ経由でルーティングされます。
Private Space 内のアプリのログは、そのスペース自体と同じリージョン内に留まります。たとえば、東京スペース内のアプリのログは、東京のインフラストラクチャ経由でルーティングされます。
コンプライアンス要件が厳格なアプリを Shield Private Space にデプロイできます。ここでは Logplex の代わりに Private Space Logging を使用してログがルーティングされます。
Heroku が利用しているサブプロセッサーの一覧と Heroku データが保存され、処理されている国の一覧については、「Salesforce Infrastructure & Sub-processors」 (Salesforce のインフラストラクチャとサブプロセッサー) ドキュメントを参照してください。