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Heroku Private Spaces を使用すると、隔離された環境内で dyno を実行できます。アドオンパートナーは、プロビジョニングフローを少し変更するだけで、アドオンに対して Private Spaces のサポートを簡単に有効にできます。Private Spaces でのアドオンサポートの詳細。
顧客がスペース内のアプリにアドオンをリクエストすると、特別な region
属性が統合エンドポイントに送信されます。
Heroku Private Spaces のサポート
以下の手順に従って、アドオンを Heroku Private Spaces に統合することができます。
- サポートしたいリージョンにアドオンをプロビジョニングする準備が、アドオンのインフラストラクチャで完了していることを確認します。
- Heroku の addons-admin CLI プラグインを使用してアドオンのマニフェストを更新し、目的の Private Space リージョンをマニフェストの region フィールドの定義に含めます。
- region フィールドがプロビジョニングリクエストに含まれていることを確認します。
- レイテンシーが最小となるよう、最も適したリージョンにアドオンインスタンスを作成します。
- アドオンの設定パラメータを使用して、通常どおりにプロビジョニングリクエストを完了し、応答します。
マニフェストの region
フィールドを正しい Private Space リージョンに更新すると、アドオンの Elements ページ、Add-on Runtime Availability (ランタイムでのアドオンの利用可能状況) リスト、およびその他の Heroku プロパティが更新され、新しい設定が表示されます。
Fir 世代の Private Spaces
アドオンが Fir 世代の Private Spaces もサポートしている場合は、アドオンパートナーポータルの Settings
(設定) タブでサポートを有効にします。詳細は、「パートナー向けアドオン世代互換性ガイド」を参照してください。
プランの利用可能状況
デフォルトでは、すべてのプランがすべてのリージョンで利用可能であると想定されています。Private Spaces で一部のプランのみを利用可能にするには、次の手順を実行します。
- アドオンパートナーポータルの
Features & Plans
(機能とプラン) タブで、新しいブール機能Available in Private Spaces?
を追加します。 - この機能をプランごとに正しく設定して、Private Spaces での利用可能状況を明確にします。
- ユーザーが Private Spaces のリージョンで利用できないプランをリクエストした場合、
422
ステータスコードを返します。プロビジョニングの却下理由を説明するわかりやすいmessage
属性を作成してください。
セキュリティ
アドオンと Private Spaces 間のトラフィックはパブリックインターネット経由で送信されます。エンドツーエンドのトランスポート層暗号化が重要です。直接ピアリング接続は、サードパーティのアドオンパートナー向けには現在サポートされていません。