'Heroku Labs: Private および Shield Spaces 向け HTTP/2 (パブリックベータ)'
最終更新日 2024年05月07日(火)
Table of Contents
Private Spaces および Shield Private Spaces で実行されるアプリ向けの HTTP/2 のベータリリースにより、いち早く HTTP/2 にアクセスして Heroku アプリケーションでご使用いただき、フィードバックをご提供ください。以下の手順を実行することでベータ版に参加できます。
ベータ版に参加する場合は、Heroku パブリックロードマップアイテムにコメントするか、サポートチケットを作成してフィードバックを送信してください。
この機能はパブリックベータ版であり、変更される可能性があります。この機能の使用にはベータサービス規約が適用されます。
Private Spaces 向け HTTP/2 は Heroku Labs の機能です。Heroku サポート ポリシー に記載されている Heroku SLA は適用されません。このベータ版に関連するサポートチケットは、商品のフィードバックとみなされます。
現状と今後の見通し
HTTP/2 は、Common Runtime、Private Spaces、Shield Private Spaces のすべての Heroku 顧客にパブリックベータ版として提供されています。HTTP/2 の一般提供は、新しい Common Runtime ルーターの一般提供と同時に開始されます。
Heroku Labs を通して追加された機能は実験的であり、変更される場合があります。
概要
以下の Heroku Labs 機能を有効にすると、スペースに関連付けられたルーターが HTTP/2 トラフィックの処理を開始します。
考慮事項
- 有効な TLS 証明書が必要です。Heroku ACM を使用することをお勧めします。
- HTTP/2 は Heroku ルーターで終了し、ルーターからアプリには HTTP/1.1 を転送します。
Private Spaces と Shield Private Spaces を利用しているお客様は、Heroku のデフォルトドメインまたはカスタムドメインのいずれかを使用して HTTP/2 トラフィックを処理できます。
Spaces 内のアプリの HTTP/2 を有効にする
新しいパブリックベータ機能を使用するには、Labs 機能を有効にします。
$ heroku labs:enable spaces-http2 -a <app name>
次の例のように、Heroku ルーターログの protocol
値を参照することで、アプリが HTTP/2 リクエストを受信していることを確認できます。
2024-04-26T16:58:32.943253+00:00 heroku[router]: at=info method=GET path="/" host=my-app.example.com request_id=6903a168-b79b-ec27-03c8-b8f64d8d8792 fwd=138.68.186.89 dyno=web.1 connect=0ms service=0ms status=200 bytes=0 protocol=http2.0 tls_version=tls1.3
Spaces 内のアプリの HTTP/2 を無効にする
HTTP/2 を無効にするには、次のコマンドで Heroku Labs フラグを無効にします。
$ heroku labs:disable spaces-http2 -a <app name>