アプリでの他の開発者との共同作業

最終更新日 2023年11月08日(水)

この記事では、アプリの所有者が共同作業者とアプリを共有する方法を示します。

共同作業者の方は、「共同作業者の概要​」を参照してください。

Online または Enterprise Team 内のアプリに対する共同作業者のアクセス許可

共同作業者は “共同作業者” のアクセス許可を持つチームメンバーです。アプリに対する適切なアクセス許可を持っていれば、所有者が実行できるすべてのアクションを実行できます。たとえば、Enterprise Team で “共同作業者” のアクセス許可を持つユーザーがアプリを削除できるのは、そのアプリケーションに対する “管理” アクセス許可を持っている場合だけです。

Heroku Enterprise を使用する Heroku Teams の場合、アプリのアクセス許可と機能についての詳細は、アプリのアクセス許可に関する記事​を参照してください。その他の Heroku Team アカウントについては、Heroku Teams​ の記事でアクセス許可の管理について説明しているセクションを参照してください。

個人アカウント内のアプリに対する共同作業者のアクセス許可

個人アカウント配下のアプリに追加された共同作業者は、一部を除き、所有者が実行できるアクションを実行できます。共同作業者が実行できないアクションは次のとおりです。

  • 有料アドオンの追加または削除
  • アプリの削除、転送、または名前変更
  • 請求書の表示

上記のアクションのみが制限されています。共同作業者は、アプリケーションのスケーリングを含め、所有者が実行できるその他のアクションを実行できます。

共同作業者を追加する

メールアドレスを使用して、他の開発者をアプリでの共同作業に招待することができます。

$ heroku access:add joe@example.com
Adding joe@example.com to myapp collaborators... done

ダッシュボードを使用して共同作業者を追加するには、次の手順に従います。

  1. ダッシュボードでアプリを選択します。
  2. Access​ (アクセス) タブをクリックします。
  3. Add collaborator​ (共同作業者の追加) ボタンをクリックします。
  4. 新しい共同作業者ウィンドウで、メールアドレスを入力します。
  5. Save changes​ (変更の保存) をクリックします。

共同作業者を招待すると、アプリへのアクセスが許可されたことを共同作業者に知らせるメールが送信されます。指定したメールアドレスに一致する既存の Heroku アカウントがない場合、招待メールが送信されます。

共同作業者を表示する

現在の共同作業者の一覧を表示するには、heroku access​ コマンドを使用します。

$ heroku access
=== theirapp Collaborators
adam@example.com owner
joe@example.com  collaborator

共同作業者を削除する

heroku access:remove​ コマンドを使用して、共同作業者のアクセスを取り消すことができます。

$ heroku access:remove joe@example.com
Removing joe@example.com from theirapp collaborators... done

ダッシュボードを使用して共同作業者を削除するには、次の手順に従います。

  1. ダッシュボードでアプリを選択します。
  2. Access​ (アクセス) タブをクリックします。
  3. 共同作業者のメールアドレスの横にある x​ をクリックします。
  4. Delete Collaborator​ (共同作業者の削除) をクリックします。

アクセスが取り消されると、ユーザーは変更をデプロイしたり、アプリの設定を変更したりできなくなります。

コード変更のマージ

他の開発者との共同作業中、リポジトリへのプッシュができず、次のようなメッセージが表示される場合があります。

$ git push heroku
error: remote 'refs/heads/master' is not a strict subset of local ref 'refs/heads/master'.
maybe you are not up-to-date and need to pull first?

これは、他の開発者が変更をプッシュアップしたので、その変更をプルダウンして自分のローカルリポジトリにマージする必要があるという意味です。そのための最も簡単な方法は、git pull --rebase​ を実行することです。デプロイする前に、自分の変更と、プルダウンした変更が競合していないことを確認してください。