Enterprise Accounts の追跡記録

最終更新日 2024年04月25日(木)

Enterprise Accounts では、追跡記録​をエクスポートできます。これは、アカウントに関連付けられた特定のイベント​を JSON 形式のアーカイブにしたものです。このアーカイブは、コンプライアンス、監査、アカウンタビリティに関するさまざまな要件への適合に役立ちます。

インストール

追跡記録にはインストールは必要ありません。Enterprise Accounts を使用しており、会社の Enterprise Account で “管理 ” のアクセス許可を持っている場合、Settings​ (設定) タブで機能を確認して使用できます。

追跡記録

使用法

Heroku では、月ごとに独立したイベントアーカイブが提供されます。リアルタイムのイベントログ記録は提供されません​。今月のイベントアーカイブを要求した場合、アーカイブには今月の始まりから今日の午前 0 時 (UTC) までのすべてのイベントが含まれます。

最初に、Enterprise プラグインをインストールします。

$ heroku plugins:install @heroku-cli/plugin-enterprise

すべての利用可能なイベントアーカイブの一覧を表示するには、次のようにします。

$ heroku enterprise:audits -e my-enterprise-account-name

今月のアーカイブをエクスポートするには、次のようにします。

$ heroku enterprise:audits:export -e my-enterprise-account-name

特定の月のアーカイブをエクスポートするには、次のようにします。

$ heroku enterprise:audits:export 2018-01 -e my-enterprise-account-name

エクスポートしたアーカイブで、追跡記録エントリは発生順のリストになっているとは限りません。jq​ を使用して JSON ファイルのエントリを並べ替えることができます。たとえば、jq '.entries |= sort_by(.created_​at)' your-exported-file.json のようにします。

アクセス

manage​ のアクセス許可を持つ Enterprise Account のメンバーなら誰でも、追跡記録アーカイブをエクスポートできます。Enterprise Account のアクセス許可の詳細を参照してください​。ユーザーは、Enterprise Accounts CLI プラグイン​を使用して監査ログをエクスポートすることもできます。Heroku CLI とインストール手順についての詳細は、Enterprise Accounts CLI プラグインに関する Dev Center の記事​を参照してください。

サポートされているイベント

追跡記録に含まれるのは以下のイベントタイプです。これらは、監査とコンプライアンスのさまざまな要件に適合するよう選択されています。

[
  "addon.attach",
  "addon.create",
  "addon.destroy",
  "addon.detach",
  "addon.update",
  "app.create",
  "app.destroy",
  "app.update",
  "app_transfer.create",
  "app_transfer.update",
  "code_release.create",
  "collaborator.create",
  "collaborator.destroy",
  "config_change.remove",
  "config_change.set",
  "domain.create",
  "domain.destroy",
  "enterprise_account_membership.create",
  "enterprise_account_membership.destroy",
  "enterprise_account_membership.update",
  "heroku_config_change.update",
  "sni_endpoint.create",
  "sni_endpoint.destroy",
  "sni_endpoint.update",
  "space.create",
  "space.destroy",
  "space.update",
  "team_membership.create",
  "team_membership.destroy",
  "team_membership.update",
  "team.destroy",
  "team.update",
  "trusted_ip.update"
]