Private Space の制限されたリリースリージョン - ムンバイとモントリオール
最終更新日 2023年08月31日(木)
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[8/31/2023 更新]: この制限されたリリースは現在終了しており、ムンバイとモントリオールの各リージョンは一般提供になりました。これらは、Heroku Dashboard または CLI から制限なく完全にプロビジョニングできます。
2 つの新しい追加の地理的 Private Spaces リージョンのムンバイ (インド) とモントリオール (カナダ) では、制限されたリリースを通じて Heroku アプリケーションをデプロイできるようになりました。
アプリのリージョンを指定しても、Heroku の製品、サービス、アドオンのデータの所在に関する制限はそのリージョンに保証されません。詳細については、「データの所在」を参照してください。
制限されたリリースとは
制限されたリリースとは、スムーズな一貫性のある顧客体験を確保するための新しい製品の制御された導入です。
スムーズなロールアウトのために、Heroku は特定の顧客集団への段階的なリージョンの計画的拡張の最初の 2 つの新しいリージョンを導入します。これらの新しいリージョンの Private Spaces の製品機能は現在サポートされているものとまったく変わりません。この制限付きアクセスにより、使用可能なリソースと需要を一致させることができ、エクスペリエンスを既存のリージョンと同等にすることに役立ちます。
制限されたリリースへのアクセス
ムンバイまたはモントリオールで Private Space をプロビジョニングするには、現在の Heroku Private Spaces の顧客で、制限されたリリースプログラムへの参加が許可されている必要があります。プロセスを開始するには、制限されたリリースへのアクセスをリクエストするサポートチケットを送信します。Heroku サポートからオンボーディングフォームが提供されるので入力します。入力されたフォームの確認後、受け入れが通知されます。
新しいリージョンでの Private Space の作成
Heroku から制限されたリリースへの受け入れに関する連絡があったら、新しいリージョンで Private Space を作成できます。追加のステップはなく、指定したリージョンでスペースを作成するコマンドは、通常の Private Spaces 製品と同じです。
heroku spaces:create example-space-name --team example-team-name --region mumbai
Creating space example-space-name in team example-team-name... done
=== example-space-name
Team: example-team-name
Region: mumbai
State: allocating
制限されたリリースの状態では、heroku regions --private
コマンドを実行したときに、新しいリージョンを明示的に表示できません。
$ heroku regions --private
ID Location Runtime
───────── ─────────────────────── ──────────────
dublin Dublin, Ireland Private Spaces
frankfurt Frankfurt, Germany Private Spaces
oregon Oregon, United States Private Spaces
sydney Sydney, Australia Private Spaces
tokyo Tokyo, Japan Private Spaces
virginia Virginia, United States Private Spaces
ただし、heroku labs
コマンドを使用して、アカウントが新しいリージョンにアクセスできることを確認できます。アクセスできる場合、Heroku アカウントに関連付けられたユーザー機能の下で、limited-regions
フラグが有効にされています。
heroku labs
=== User Features exampleuser@example.com
[+] limited-regions Allow access to limited regions [limited]
Private Space でアプリを作成する場合、アプリのリージョンは常に Private Space のリージョンと同じです。詳細は、「Private Space」を参照してください。
アプリのリージョンを確認する
アプリのリージョンを確認するには、heroku info
コマンドから返される Region
値を確認します。
heroku info -a example-app-name
=== example-app-name
Dynos: web: 9
Region: mumbai
Repo Size: 130 KB
既存のアプリを移行する
Common Runtime 内の既存のアプリのリージョンを切り替えるには、アプリを新しいリージョンに再デプロイして設定する必要があります。移行オプションはありません。詳細は、「Migrating Apps From the Common Runtime to a Private Space」(Common Runtime から Private Space へのアプリの移行) を参照してください。
既存の Private Spaces アプリの場合も、アプリを新しいリージョンに再デプロイして設定する必要があります。アプリを移行する際のいくつかのヒントについては、Private Spaces の記事のアプリの移行に関するセクションを参照してください。
制限されたリリースのリージョンがプラットフォーム機能に与える影響
アドオンとリージョンサポート
この制限されたリリースの状態では、一部のサードパーティアドオンプロバイダーが新しいリージョンをサポートしていません。結局のところ、これらの新しいリージョンでアドオンを使用でき、サポートされるようにするのは、アドオンプロバイダー次第です。
アプリのリージョンをサポートしているアドオンは、デフォルトで、そのリージョンにプロビジョニングされます。通常と同じようにそれらをプロビジョニングします。たとえば次のようになります。
$ heroku addons:create heroku-postgresql
アドオンのレイテンシー感度が高く、新しい制限されたリリースのリージョンで利用できない場合、アドオンのプロビジョニングは失敗します。
heroku addons:create example-add-on:plan -a example-app-name
Creating example-add-on:plan on ⬢ example-app-name... !
▸ This app is in region mumbai, example-add-on is only available in the oregon, virginia, frankfurt, tokyo regions.
「Add-on Runtime Availability」 (ランタイムでのアドオンの利用可能状況) ページとHeroku Elements のページには、これらの新しい制限されたリリースのリージョンが、完全な一般提供まで含まれません。特定のアドオンの制限されたリリースのリージョンの利用可能状況を判断するために、サポートが必要な場合は、ここでサポートチケットを送信できます。
制限されたリリースのリージョンの Heroku Data Services
制限されたリリースのリージョンでは、Heroku Postgres、Heroku Data for Redis、Apache Kafka on Heroku の Private および Shield プランをプロビジョニングできます。Heroku データベースは、アタッチ先のアプリケーションと同じリージョンにあります。
制限されたリリースのリージョンの Heroku Connect
制限されたリリースのリージョンに Heroku Connect アドオンをプロビジョニングできます。Heroku Connect インスタンスは、アタッチ先のアプリケーションと同じリージョンにあります。
アプリのデプロイ
アプリの新しいリリースをデプロイしても、リージョンには影響しません。アプリが作成された後、そのアプリのすべてのデプロイは、最初に指定されたリージョンで行われます。
One-off dyno
One-off dyno は、そのアプリのほかの dyno と同じリージョンで実行されます。この動作は、One-off dyno をプロビジョニングしてジョブを実行するサービス (Heroku Schedulerアドオン) など) についても、同様です。
カスタムドメイン
カスタムドメイン設定はリージョンに依存しません。カスタムドメインを管理するには、heroku domains
コマンドを使用します。
制限されたリリースのリージョンの Shield Private Space
これらの制限されたリリースのリージョンに Shield Private Space を作成できます。
データの所在
dyno とデータベースは、物理的に、作成を行ったリージョンに常駐します。ただし、Heroku は、常に同じリージョンに配置されるとは限らない多数の追加サービスで構成されています。
詳細については、「リージョン」の記事の「データの所在」セクションを参照してください。
制限されたリリースのオプトアウト
制限されたリリースに参加しなくなった場合、新しいリージョンに作成したアプリとスペースを破棄できます。
Private Space に作成されたアプリを破棄します。
heroku apps:destroy -a example-space-app
Destroying example-space-app (including all add-ons)... done
制限されたリリースのリージョンに関連付けられたすべてのアプリが破棄された後に、Private Space を破棄します。
heroku spaces:destroy --space example-space-name
Destroying space example-space-name... done
=== example-space-name
Team: example-team-name
State: deleting
この時点で、制限されたリリースのリージョンで動作している Private Space がなくなります。アカウントからこれらのリージョンにアクセスする機能を完全に削除する場合は、ここで、制限されたリリースからアカウントを削除するようにリクエストするサポートチケットを送信します。