Heroku Postgres のバージョンのサポート
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最終更新日 2023年08月10日(木)
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PostgreSQL プロジェクトは毎年、新しいメジャーバージョンをリリースします。Heroku Postgres では、そのリリースの直後に各メジャーバージョンがサポートされます。
バージョンのサポート
Heroku Postgres は、その時々で少なくとも 3 つのメジャーバージョンをサポートしています。Heroku では現在、Postgres バージョン 15 をデフォルトとして提供しています。現在サポートされているバージョンは、次のとおりです。
バージョン | ステータス | EOL 日 |
---|---|---|
11 | 非推奨 | 2023-11-09 |
12 | 非推奨 | 2024-05-30 |
13 | 非推奨 | 2024-10-29 |
14 | 使用可能 | Q3 2025 |
15 | 使用可能 | Q3 2026 |
16 | 使用可能 (デフォルト) | Q3 2027 |
ユーザーは、おおよそ 3 年に 1 回アップグレードするように要求されます。ただし、データベースの PostgreSQL バージョンをどの時点でもアップグレードして最新バージョンの利点を得ることができます。
Heroku Postgres での PostgreSQL バージョンの非推奨プロセスは、その EOL 日の 1 年前に始まります。非推奨プロセスは、Changelog 経由で発表されます。非推奨バージョンのインスタンスは、非準拠であるため、強制アップグレード試行、データベースのアクセス制限、およびデータベースの削除が行われることがあります。
サポートされている古い PostgreSQL バージョンでデータベースを作成するには、addons:create
コマンドで –version フラグを使用します。
非推奨のデータベースの移行
PostgreSQL プロジェクトは、最初のリリースから 5 年後に、メジャーバージョンのサポートを停止します。Heroku Postgres は、これらのバージョンを非推奨にして、PostgreSQL のサポートされていないメジャーバージョンでデータベースが実行しないようにします。
独自のスケジュールで互換性をテストし、予期しない問題に関する計画を立て、データベースを移行できるように、サポートが終了する前にバージョンアップグレードを実行することを強くお勧めします。
Essential 層のデータベース
バージョンのサポート終了 (EOL) の 1 年前に、Heroku は、非推奨バージョンでの新しい Essential 層データベースのプロビジョニングを止めます。
その時点で、Heroku は、非推奨バージョンで実行されている Essential 層データベースの使用可能な最後のデフォルトバージョンへの移行を開始します。
Standard 層以上のデータベース
- バージョンのサポート終了 (EOL) の 1 年前に、Heroku は、影響を受けるデータベースの非推奨プロセスについてメール経由で顧客に通知します。
- EOL の 6 か月前に、Heroku は、非推奨バージョンでの新しい Standard 層以上のデータベースのプロビジョニングを止めます。既存のデータベースのフォークとフォロワーの作成は許可されます。
- EOL の 1 か月前に、Heroku は、引き続き非推奨バージョンで実行されているデータベースの強制アップグレードメンテナンスをスケジュールします。